なっち卒業


 今日はなっちの卒業コンサートがありましたが、紺野さんが風邪で欠席したり、辻加護ともグロッキーの上に感極まったのか途中で退席したそうです。
 つんくは本で大人数のいいところは弱ってる子は後ろに回して休養回復させることが出来ることだと言ってましたが、確かにもしこれが1人だったら大変です。今日だったら主役のなっちが病欠したり、感極まって途中でステージ放棄してしまうのと同様……いや、15人全員が病欠、もしくは退場と同義なんですから。
 昔、WINKのさっちんが過労で倒れて相田翔子1人でコンサをやっているという話をテレビで聞いて、相方がいるとこういう時はいいわね、なんて暢気に思っていたんですが、娘。って本当に特殊な存在なんだなあとあらためて思いました。
 太ったり倒れたり故障したりが頻繁に起こるため、何だかんだと言われてますが、あの年であれだけ忙しく働ける……もとい働かせることが出来るのもそんなシステムのおかげなんでしょうか。
 売れっ子芸能人をやるのって才能以前に適性があると思うんですが、いかにも素人っぽい子(歌や踊りがというんじゃなく、性格や存在感がというか)を芸能人に仕立て上げて、バーチャルに素人っぽい女の子の言動を誰にも咎められることなく観察して楽しめるシステムみたいなものにもなっているような気がします。どちらかと言うと目立たないメンバーの方がそれは顕著で、特に男性にはたまらないんでしょうねえ。
 そんな隙の大きさは、娘。の存続にとって諸刃の剣ではあるのでしょうが、なっち卒業後の娘。はどんな風に変わっていくのでしょう? 期待半分不安半分……。